西北科学考査団(The Sino-Swedish Expedition, 1927-35)による報告書の第47冊。西北科学考察団によって行われた大量のastorofixとradio-longuitude の計測結果を利用して作成された。1938年から作成を始め、当初はドイツから出版される予定であったが、ドイツの敗戦によってプロジェクトは一時中断する。1945年にワシントン D. C. の米国陸軍地図局(Army Map Service)の発案により、地図の領域を修正した上で作成が再開され、1950年代にAMS-1301シリーズの一部として出版された。西北科学考察団の地図としては、更に水場・植生・地形などの詳細データを追加した上で1966年に刊行された。本書は、一般にスヴェン・ヘディンの100万分の1地図として知られ、スタイン作成の地図とともにシルクロード研究の最重要資料とされている。